女性の社会進出が増えてきていて、出産してからも働く人が増えてきています。
しかしながら昔ながらの古い体質が残る会社では寿退社が全くないわけでもありませんし、それ以前に長く働く事が難しい会社もあります。
20代女性は今後働く場所を考えたとき、どのようなところを選んだらよいのでしょうか。
育児休暇の実績があること
会社は出産してからも働くことができるよう、育児休暇がとれるよう義務付けられています。
しかしながら会社の環境が整っていないと、とても取れる状況でなかったり、今までの慣習から辞めてしまう人がいないわけではありません。
自ら遠慮しているタイプや両立ができないからやめてしまうこともありますが、実績があるかないかでは取れる状況が変わってきます。
前例があればまた同じことをすればよいことを会社側が理解していますので問題なく進められることになりますが、そうでない場合まず言いにくいところから始まって、自分のために環境が整えられていくことになります。
周囲からの冷たい視線を感じることもあります。
一から道を作るのは大変
仕事の環境の整備、周囲の人の説得や心構えなど、最初にその道を歩く人は困難なことがある可能性があります。
妊娠しながら働くことはそれだけでも大変なことですが、それ以外に会社の人事や仕事内容に気を遣わないといけないことは、とてもリラックスできる環境ではありません。
ストレスを抱えないで過ごすためには、実績がある会社を選んだ方が楽に感じることが多いです。
同じ部署に出産しても働いている女性がいること
会社に実績があることはとても大切なことですが、同じ職場に出産してからも働いている人がいると、なお安心になります。
同じ女性でも独身高齢女性ですとそれだけで言い出しにくいこともありますし、やはり同じ状況の人がいることは励みになりますし、働きやすい環境とも言えます。
社内のことですので求人票で確認することができませんが、会社に問い合わせすることは可能です。
実際働く場所について問い合わせすることは悪いことではありませんので、気になるようなら直接聞いてみてもよいです。
助け合いの精神が生まれる
同じ職場に同じ状況の人が働く事は、お互いの状況を理解しやすいですので助け合いの精神が生まれやすいです。
今は助けるばかりになるかもしれないですが、時間が経てば助けてもらう立場に変わります。
できるだけ余裕があるなら仕事をフォローすると、あとから自分に返ってくることになります。
美容系や住宅系、女性が活躍する職場を選ぶ
男性には力仕事があっているように、女性には美容系や住宅系など特化している部分があります。
男性に掃除や家庭用品の説明をされるより、年配の女性に言われた方が説得力がありますし、仕事内容を女性向けにすると女性とって働きやすい環境になっていることもあります。
美容なら年齢にあったアドバイスは年々変わってきますし、年齢を重ねても経験は重宝されることになります。
長く働く事ができる場所があるかも
たとえば化粧品売り場や住宅展示場など、年齢の若い時現場を経験して、年齢を重ねたとき商品の企画や開発に回ったり、扱うものが同じでも仕事内容を変えることで長く働くことをしやすい環境があります。
女性が多い会社はそれだけ年配の女性が働いている可能性も高く、先輩方が働いていたルートをそのまま働く事で働きやすくなっているとも言えます。
もちろん求人票には目を通す
育児休暇の実績の有無など目を通すことは必要ですが、休日の面など他の面に目を通すことも必要です。
有給の取得率や、住宅手当、子供手当など結婚してからも役に立つ手当や福利厚生がある場合があります。
仕事の環境以外のそれらの部分があるとないとでは、実際に働くときに大きく変わる部分でもあります。
20代の女性が転職する場合、将来のことを最初から見据えた会社を選ぶことで、長い間働くことができる会社を選ぶことは可能です。
職場環境や育児休暇の実績、福利厚生などに気を掛けながら、転職先を選んでいけるとよいです。